「あー…助かったー…」
現在俺の部屋。俺は命ある事を謳歌しながらベッドにダイブし、律と会長はそれぞれ床や机の椅子に腰かけ適当にくつろいでいた。
「なぁ、槙の姉貴って…「あの、1つ!」
何か変な事を口走る前にこれだけは言っておかないと。
「俺の部屋に隠しカメラと盗聴器が多分5個くらいあるので発言は気を付けて…どうぞ」
姉貴だからな。いくら律や会長でも見つける事は出来ないだろう。あの人はプロだ。
「…槙があんなに怯えてたのか少し分かった」
会長がポツリと言った。俺は枕から顔を起こして言った。
「今日の姉貴は優しかったよ?」
レベルアップしてたもののまだ可愛い方だ。だって俺三途の川拝んでないもの。


