「さぁさ、レッツらゴー!!」
「槙、テンション高いなー」
一週間後。俺たち3人は、帰省の旅をする事になった。姉貴には律たちの事は言ってない。たまには驚いた顔を見てみたい。どんな反応するか気になるじゃないか。ちょっとした好奇心だ。というより、律は慣れてるけど、会長の至福姿がヤバい。イケメンすぎる!いや、今更だけど、イケメンすぎる!そんな姿見たら俺………
『…どこかの俳優さんですか?』
『―――――俺はテレビの視聴者より君に見てもらいたい一般人だ』
悶えちゃう――――!!!
何これ!?えっ!?どういう革命起こったの!?
君に出会えた奇跡に乾杯的なパターンってこんなに感動できたっけ?口説き文句破壊力やバス!!
「いい加減にしろ」
いつも通り現実に戻されましたけど、なにか?
律さんもやっぱりいつ見てもカッコいいなぁ…もう、さっきの蹴りが痛かったから妄想はしないけど。


