「何故だ?」
俺の願いを断るのか?という俺様生徒会長…良い!ベタだけどコレが現実ならハピネスだ!
姉貴感謝!マンガの世界が今ここに!
「面倒くさい」
「……ますます欲しくなった」
そうして笑みを浮かべる生徒会長様は食堂中の人を虜に。しかも律の顎を掴んでキスの如く向かい合う二人!
写メりたい!めちゃくちゃ写メりたい!が、しかし!ここには人が多すぎる…!!
いくら地味でもさすがに目立つ。一応コレでも隣に律。目の前に生徒会長様がいらっしゃるからね。
俺は自制するため、ラーメンをすする。でも目は横目でガン見しとく。やっぱり見ないなんて出来ない。
すると律が
「触るな」
まさかの生徒会長様の手を払いのけ、そのまま――…


