「...ちょっと、俺が話す間は眼鏡とボサボサカツラ被っててくれませんか?」
「何で?」
「......ズガキュンとときめいちゃうんで」
「じゃあ、余計に外さない」
ズガキュン。
もう、俺心臓もちません。
いや、確かにさ?
俺、おにゃの子大好きですよ?チューとかイヤンとかは美女希望だよ?
けどさ、けどさ、考えてみ?
同姓でもあまりにカッコ良かったり、あまりに美しかったら、ときめくでしょ?
だって俺、律さんの想像で毎回ときめいてますからね。
「で、俺に何の用事?」
「...ああああ、あの!」
「何?」
首かしげるなぁぁぁああああ!!
サラサラな栗色の髪がカッコ良く揺れてんだろぉぉぉおが!!
本当にズルい!そんな事されたら俺...


