しばらく歩き、倉庫についた。

なんで倉庫……?

まさか…喧嘩?

いや、まさか…ね。

瑠斗くんたちがそんなことするわけない、よね。

男がガラッと倉庫のドアを乱暴に開けた。

中は暗い。

真っ暗だ。

「さあ、始めようぜ」

嫌な予感しかない。

「ななちゃんは何処かに隠れてて」

「えっでも…」

私も戦う!

そう言おうとしたら

「いいからはやくっ!」

「…わかった」

私は足音をたてないように、ダンボールが積み重なったかげに隠れた。

真っ暗なのは慣れてるから、瑠斗くんたちは見える。

すると、男が瑠斗くんに殴りかかろうとした。

瑠斗くんが勝てるはずないよ…だってまだ中一だよ!?

相手は見た感じ高校生…

勝て、るの…?




−−バタッ−−




…倒れたのは男だった。

殴りかかってきた拳を、瑠斗くんは軽々しく避けた。

え、嘘…瑠斗くん強い…!

「……ってぇなぁ!!」

「自業自得だ」

「てめぇ!!」


−−ボコッ−−


男が、瑠斗くんを殴った。

「てめっ…!許さねぇ!!」

と、光くんが男を殴った。

「って……!」

…男がニヤッと笑ったのを私は見逃さなかった。

何か…企んでる。

「キャッ!」

美架ちゃんの叫ぶ声。

「「美架!」」

「ヘヘッ お前らが一歩でも動けばこいつを…殺す」

男はポッケから小型ナイフをだし、美架ちゃんに近づけた。

……なんて野郎だ!

私が助けに行こうとしたその時

美架ちゃんは隙を見て男の急所を蹴った。

「ってぇ!!!!」

「貴方が変なことするからよ。とりあえず、小型ナイフは私が預かっておくわね♪」

ニコッと笑い小型ナイフを拾う美架ちゃん。

……みんな強くね!?