『クラス発表見ようっ♪』


理緒は毎回やたらとテンションが高い。

『そんなに、急がなくてもクラス表は逃げないって。』

『もぉ、早く見たいの♪』


相変わらずだな。


『あ、私五組だ★』

『俺も五組。』

『私は…六組だ』
『俺六組だ。』

隣にハモった男子。


『あ、ども★飯田蒼真っていいます★これからよろしくね、雅★』


なに、コイツ。


『離れたけど隣のクラスでよかったね★じゃ、雄大いこう!』


ワクワクしてるなぁ。


『…あの、なんで私の名前知ってるんですか?』

『うーん、直感?笑っ』

『…は?』

『てか、雅って天然なの?笑っ 表にフルネーム書いてあるのに。笑っ』


………。

そうだった。
私としたことが。