「レモンティーお一つでーす」

そう言って店員さんはレモンティーとレモンを僕の前に置く。


半分に切ってくれてあるから手で握って絞る。

すっぱそうでおいしそうだなぁ。


店員さんが持ってきたレモンティーは一つ。

まぁ当たり前だと言えば当たり前。



だって。



百合ちゃん、幽霊だもん。