私が悪魔になった日





え?


復讐…?


「あたし達2人で、りいやに同じ思いをさせるの!」


「同じ思いって…」


あたしは桐子にまさか…という顔をした。


「”いじめ”だよ…?」


やっぱり…。


「りいやをいじめれば、りいやの考え方が変わると思うの。いじめをしちゃいけないんだ…ってね?」


桐子の言い方は妙に説得力があった。


「それに、りいや。傷つくと思うんだよねー…」


りいやが…傷つく?


今まで好き勝手やってたりいやを傷つけることができる…!?


「ね?そうしよう…?2人なら、怖くないよ…?あたしは菜ノ香の味方だよ?」


2人で…?


あたしの…味方?


あたしはもう1人ぼっちじゃないの?


「2人でりいやを…苦しめよう?」


あたしには桐子がいる。


ちょっとくらいいーよね?


神様は、苦しんできたあたしがりいやをいじめるのを、許してくれるよね?


あたしは、悪くないんだからね。


「うん。」


あたしの中で張りつめていたものがプチっと切れた。


今日、私は悪魔になった。