"いい加減死ねば??"


桐子…。


私のこと、信じてくれてるのはわかる。


けど、やっぱり怖いよ…。


桐子の考えてることが分からなくなる…。


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私は六時間目まで屋上で寝た。


今は休むべきだと、思ったんだ。


教室に戻ると、やけに教室が静かだった。


たしか、六時間目は体育…か。


だから皆いないのか…。


正直ほっとした。


教室に入るのが怖かったから。


また、なにかされそうで…。


ザワザワ


六時間目が終わって、クラスの皆が教室に戻ってきた。


みんな、なにくわぬ顔で教室に入ってくる。


私は、寝ているふりをして顔を伏せた。


その時、


「あれ…あれっ…」


ユミが困っているみたいだ。


なにかあったのだろうか…。


「あたしの財布が…ない!」


『えっ!』


先程まで静かだった教室はあっという間に騒がしくなった。


「あれっ…?私もっ…ケータイが!!」


りいやもケータイがないらしく焦りながら探している。


まあ、りいやは自業自得だよ。


あたしをいじめたりするから。


「俺りいやのケータイに電話するわ!」


クラスの男子が立ち上がり、りいやのケータイに発信した。


プルルルルル


〜♪


りいやの電話の着信音が教室に響き渡る。


りいやの着信音は…あるロッカーから聴こえた。


「ここだ…」


りいやがロッカーの取っ手に手をかけた。


「開けるよ…」


バンッ!


そこには、ユミの財布とりいやのケータイが置いてあった。


「っ…あったぁ〜!!」


ゆみは見つかってホッとしたのか泣いているみたいだった。


「誰がこんなところに隠したのよ…」


りいやがロッカーの名札をみると、


そこには菜ノ香の名前があった。


私は飛び起きた。


…あたしっ!?