「昨日話し合いしてね、菜ノ香のいじめ方法を話し合ったの。で、これが全部まとめた紙♡」


そういい、りいやはあたしに紙を渡してきた。


「自分の目でよーく見なさい。これがあんたの運命よ。」


私はゆっくり恐る恐るその紙をみた。


「イヤっ…」


足が動かない。


唇が震える。


尋常じゃない汗がだらだらと流れる。


なんなの…これ…。


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スクバをプール(プール)に捨てる。
ゴミ箱の物全てを菜ノ香にぶっかける。
落書き
迷惑メールを送る。(電話など)
トイレに顔を突っ込む。
ブラシで綺麗にしてあげる 笑
髪の毛を切る。
服を破る。
万引きさせる。

………
……




吐き気がする。


こんなことってあるの…?


私は教室をでた。


いや、出たんじゃなくて、逃げた。


教室は、高々な笑い声で包まれている。


なんでそんなに笑えるの?


こんなに辛い思いをしている人がいるのに…。


周りのやつだって。


見てるだけでなにも注意しない偽善者。


かと言って、励ましの一つもない。


酷すぎる…。


プルルルルル


私は制服のポケットに入っているケータイを取り出した。


誰だろう。


あたしはケータイを開いた。


その瞬間、あたしはケータイを落としてしまった。


なんなの…?


メール件数:100…


あたしのケータイは100件すぎると表示しなくなる。


だから、もっときていたかもしれない…。


みるのがすごい怖い。


けど、このメールになにが書かれているのか、


知りたくなって、我慢できなくなり


あたしはケータイを拾い、


そして、見てしまった。


Fo.りいや
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死ね!!
ドロボー猫!!


「ヒッ…!!」


やだ、なにこれ…。


ピロローン
ピロローン
ピロローン ………


鳴り止まない着信音。


もう、限界だった。


内容は様々だった。


<学校くんな。
<親友の好きな人奪って楽しい?
<いい加減消えろ。
<あんたはクラスの恥。
<死ね
<死ね
<シネ
<死ネ
<死ね


知らないメアドからもメールがきていた。


なんであたしのメアドを知ってるの…?


あたしは10件だけメールを開き、それ以外は見ないで消した。


見ても辛くなるだけ。


でも、私は死ねないよ。


私は死ぬ気なんてない。


だって私には…


桐子がいる。


あたしは桐子を信じるから…。


桐子は他の子とは違うから…ね?


ピロローン


まただ…。


でも私は頑張るんだ。


でも、そのメールをみるまでは…。


見た瞬間びっくりした。


びっくりなんて程じゃない…。


口が開いたまま、声が出なかった。


FO.桐子
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いい加減死ねば??