あなたに惚れるのはこれで最後なんだからね .


 そうして今、9月。現在に至る。

「---藤---おい、本藤!」

  はっと我にかえった。
  
 「はいっ !」
  
 慌てて返事をする。
 
 横を向いていた顔を前に向けると
 
 そこには顧問が立っていた。

 「本藤、なによそ見している。先輩のプレー、ちゃんと見ておけ!」

 この顧問、いつも本気で怒ってくるから嫌。

 今は女子の先輩がプレー中。

 なによ、先輩(夏目)のプレー見てたのに。

 女子の先輩のプレーが終わり、休憩時間。

 一人で体育館の隅で給水していた。

 夏目先輩を見る。

 ああ、やっぱりかっこいい。

 先輩を好きになってまだ約一ヶ月。

 目をキラキラ輝かせ、先輩を見ていた。