それから数日後。
「これって今月号?」
あたしの机の上に置いてあった雑誌を手にし、ページをペラペラめくる郁。
「うん。今日の帰り、服を買いに行こうかなって思ってて」
POP GIRLを手にする郁に頷きながら、あたしはぼんやりと雑誌の表紙を飾る佐奈の笑顔を眺めていた。
「あ。おはよう、佐奈!」
郁の呼びかけで、登校してきたばかりの佐奈は、自分の席に鞄を置いて、あたしたちの側へやってくる。
「あ、こっちにも載ってるじゃん」
佐奈が映っているページを見つけるたびに、郁は自分のことのように喜ぶ。
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