その言葉が、あたしの心にグサッと刺さった。
今まで、どんなに面倒くさそうでも、呆れてても、迷惑なんていわれたことなくて。
うざい、とか邪魔とか、あたしを批判したことは一回もなかった。
それをあたしもわかってて、なんだかんだ優しいたっくんにこうやって今日まで甘えてきた。
でも、始めて言われちゃった。
迷惑、なんて。
もう、あたしはたっくんの側にはいちゃいけないよね…………。
気づけばあたしは泣きながら走りだしていた。
たっくん迷惑っていわれて傷ついたのもあるけど、何より自分がしてしまったことの最低さに涙がでた。
あたし、ほんと最悪な女だよ……。