泣き虫総長と5ヶ月恋愛


目の前は、海がある。

潮風が心地よくて、海のある溜まり場が好きだ。

溜まり場へ、総長として初めて帰ってきた俺は
「おせぇよー」

と、叫ぶ人の元へと行く。

「朔。わりぃな」

と、一声かけ勇翔と朔と共に溜まり場の中へ入って行く。
溜まり場の一階はガレージだったらしく、間仕切り1つない。

そこに、たくさんの人が入っていた。

「総長!」

と言う一声が一階に響きチームのみんなはお辞儀していく。

まっすぐ歩を進め、その先にある黒のレザーソファーに座る。

「司輝人。改めて自己紹介やっとくか?」
と、朔が言う。

「いいねいいねー」

と、勇翔が乗る。

「司輝人。いけ!!」

背中を押され、立ち上がる羽目になった俺。

「では、幹部から改めて自己紹介しまーす。幹部集まれー」

集まってるよ。

と、朔と幹部が言い合ったが、

「てめぇら黙れ」

と、勇翔が静めた。