目の前は、海がある。
潮風が心地よくて、海のある溜まり場が好きだ。
溜まり場へ、総長として初めて帰ってきた俺は
「おせぇよー」
と、叫ぶ人の元へと行く。
「朔。わりぃな」
と、一声かけ勇翔と朔と共に溜まり場の中へ入って行く。
溜まり場の一階はガレージだったらしく、間仕切り1つない。
そこに、たくさんの人が入っていた。
「総長!」
と言う一声が一階に響きチームのみんなはお辞儀していく。
まっすぐ歩を進め、その先にある黒のレザーソファーに座る。
「司輝人。改めて自己紹介やっとくか?」
と、朔が言う。
「いいねいいねー」
と、勇翔が乗る。
「司輝人。いけ!!」
背中を押され、立ち上がる羽目になった俺。
「では、幹部から改めて自己紹介しまーす。幹部集まれー」
集まってるよ。
と、朔と幹部が言い合ったが、
「てめぇら黙れ」
と、勇翔が静めた。
