始めの一歩。





改めて思った瞬間、ぞっ、と背筋が凍った。


心細さと恐怖で、目の前が少しずつ霞みはじめる。


目の前に広がる夕闇が、さらに濃く深くなったような気さえした。


通行人さえいない道路で、ストーカーさんと二人……。



『怖い。……怖い!!』



私は鏡をポケットに戻すと、胸の中で破裂しそうなくらいに膨らむ恐怖に押され、駆け出した。