-6月28日-

体育の時間だった。

炎天下の中ランニングをしてた私達は、もう疲れきっていた。



そのときはまだ
友達゙という存在があった。


美貴「静香ぁ-っ、一回休もうよ-っ」

静香「え、でも先生見てるし、。」

美貴「なんでいつもそうなんだお前はあ-」

静香「え?ちゃんとやろうって言ってるだけだよ?」

美貴「そっそだね」


私は美貴にこう声をかけるだけで仲が深くなっていくのかと思いきってた。


私は大人しめで、黒のロングストレートに、小柄だった。


美貴は、高い位置のポニーテール、目はぱっちりしていて、なによりスタイル抜群だった。

女の私でも羨ましくなるくらいだ。

キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

静香「美貴、帰ろ」

美貴「う、うん」

静香「なんかあった?」

美貴「ん!特に何もっ」

静香「そっか、ならよかった」

美貴「ねね、あのさあ、。」

静香「ん?」

美貴「怒らない?」

静香「内容によるかな」

美貴「そろそろ距離おいていいかな?静香と、。」

静香「えっ?なんで?私なんかしたかな?」

美貴「なんていうの、。その、」

静香「はっきりいってよ!私なんか悪いこと美貴にした?!」



頭の中が混乱だ。
何をした?私は美貴に…。
私達の友情は儚いものなの?


美貴「ほら怒ったっ!」

静香「知らないわよ!急に言われても困るし。」

美貴「美貴のそういうとこが気に入らない、嫌いなの、。」


私の頭に血が上る。

カーッ


静香「もういいわ!好きにしなさいっ」

言葉と同時に美貴を押した。



そのときだった。


キキーッ


グシャッ


…!!!!!!!


美貴は車の…


下敷きになってしまった。



え、やっ…
どうしよう…
私…人を殺してしまった…


正直美貴が死んだことより私が人を殺した事のほうがショックだった感情はまだ覚えている。