海賊王子ヒースコート


「重くはないが軽くもない。まあ、女性の平均的な体重じゃないか?」


クソがつくほど真面目に答えたヒースコート。

ダイエットする必要はないと思うぞ、というアドバイス付き。


彼の表情は超真剣だ。


「ヒースコート、乙女心をもうちょっと勉強するべきなんじゃないかな?」


第三者の声がした。

「天然ボケは医者にも治せないからね」


エリオットだった。

二人に続いて階段をトントンと下りてくる。


(この方も…海賊…?)


ふんわりとしたオーラを発している彼は、どう見ても一般人。

ダリウスやその他とは全く異なる雰囲気に、アイリーンはほんの少し安心感を覚えた。