「ヒースコートは報酬にありつくだけの働きをした。だから女をやるんだ。テメーらも報酬欲しかったら手柄をたてろ、手柄を!」
船長のピンチを救うのはかなりのお手柄だ。
手柄に見合う報酬を。
それ以上でもそれ以下でもいけない。
これもクレマン海賊団の掟の一つだ。
(んな掟がなければ、この俺様が美少女の処女を食いっぱぐれるなんて馬鹿な真似しねぇんだがな…)
涙目のアイリーンはなかなか可愛い。
ダリウスはちっと舌打ちをした。
船長のお説教に下っ端戦闘員達がすごすごと引き下がっていく。
それを見届けてから、ヒースコートは自分の腕の中でびくついているアイリーンを船内に連れていった。



