そんな豆知識はさておき、海軍の動きに話を戻したい。
「すでに軍の討伐部隊が追跡を始めています。我々も行きますか?」
怒りMAXの提督に恐れなく尋ねてきたのは誰であろうこの人、海軍の期待の星ギルバート・ロックウェルだった。
冷静を取り戻し、一度屋敷に戻って来た彼は、ヴィンセントに無言で訴えた。
――奴らを引っ捕らえる許可を下さい
「いいわよ。行きましょう。奴らを捕まえて縛り首にしてやるわ」
気合い十分に歩き出すヴィンセント。
そんな彼を見て、ギルバートの後ろにくっついて待機していたリチャードが余計なことを言い出した。
「そうしてやりたい気持ちはわかりますけど、裁判の判決によっては軽減される可能性もありますよ~?」



