「お熱いね~」
至近距離で聞こえたカラカイ混じりの声に二人はビクリと身体を震わせた。
横を見ればそこにはヒースコートの父、アーロンがニコニコしながら立っている。
「父上!?なんでここにっ」
「お見送りに来たんだよ。ファビウスも一緒にね」
「げっ…」
ヒースコートが冷や汗をかいた瞬間だった。
「あ~に~う~え~!!!!!!!」
元気な大声と共に弟のファビウスがアイリーンを押しのけヒースコートに飛び付いた。
「やっと会えたのにお別れなんて嫌だよ~!!!!」
「だから、いちいち抱き着くなっ!ウザイっての!!」
アイリーンとの間に割り込まれ御立腹。
怒り心頭に発し足蹴りをお見舞いするも、さすがはファビウス。
簡単にはめげない。



