海賊王子ヒースコート


「あんた達ね!反省って言葉を知らないのかしら!?」

「知らねぇ」

「知っているが俺の辞書には載ってない」

嫌味の応酬。

反抗的な態度は不利となるが、ヒースコートもダリウスも言いたいことを素直に言おうと決めていた。

一週間の牢獄生活。

いい加減ストレスの発散をしたいのだ。


「こんだけ被害出してるんだから、あんた達、嘆願が少なかったら死刑確実よ!?」

兄の言葉にアイリーンはドキリとした。


(死刑、確実…!それだけは…それだけは避けなければ…!)


心臓がうるさく脈打つ。


「裁判官。そろそろ嘆願者の発言に移って下さい」

徐にギルバートが言った。

「あら、もういいの?」

「はい。これ以上悪事を並べ立てても無意味ですから」