海賊王子ヒースコート


始まってしまった。

嘆願席にいた四人はゴクリと唾を飲み込んだ。

「ダリウス・スミス、ヒースコート・サリンジャー。立ちなさい」

ヴィンセントに言われ、椅子から立ち上がる二人。

「本来なら、海賊というだけで貴方達は死刑に値します。わかっていますか?」

「ケッ!知るか」

「自覚はあるが、だからなんだ?」

この二人の発言にヴィンセントのこめかみがプチッと切れた。

「あんた達!ほんっと可愛くないわね!いいわ!とっとと追及してもらいなさい!」

普段の言葉遣いに戻ったヴィンセントがビシッとギルバートを指差した。

「ギルバート!始めちゃって!」

「承知しました」

追及者ギルバートが立ち上がる。

そして、二人の犯した罪が読み上げられた。