レイバンが戻ってきたのは、それから二時間後だった。 彼の師匠は片足が悪いためガルニカへ行くことを拒否したが、代わりに嘆願を文書にしてレイバンに持たせてくれた。 そして、午後。 来たばかりの首都トゥドゥールに別れを告げ、彼らは王家専用の金色が眩しい自動車でガルニカを目指した。 道中、行きとは異なり車内で快適に寛げたアイリーン達は、不安や緊張で疲れた身体を休めるべく浅い眠りについたのだった。