あまりの発言にポカンとしたアイリーンを誰が責められるだろう。
「親の私が言うのもあれだけど、ヒースって俗に言うイケメンだろう?海賊業で鍛えてるから身体も強いし、頭もズルがしこ……ゴホン。知恵もある」
言い直した部分は気になるが、アイリーンは迫るアーロンにたじたじとなり口を挟めなかった。
「優良物件お買い得だよ?ダメかい?」
至近距離で瞳を覗き込まれ、頬が熱くなる。
「あ、あの!国王陛下!近いですっ」
「あ、すまないね。つい脅迫的なアプローチを」
顔を離して苦笑するアーロンに胸を撫で下ろしてから、アイリーンは正直な気持ちを打ち明けた。
「私はヒースさんのことが好きです。ヒースさんも私を…その…」
徐々に小さくなる声に初々しさを感じつつ、アーロンは助け船を出した。
「言わなくてもわかるよ。ヒースコートは君のことが大好きさ。昔からね」



