舌打ちして不機嫌MAXなお坊ちゃんは無視して、レイバンは気になっていたことを隣に座るアイリーンに尋ねた。
「なあ、お嬢さんと一緒にいたあの銀髪の女の子はどうした?ちゃんと家に帰れたか?」
「ローズマリーちゃんですか?はい。ちゃんとお家に帰れましたよ」
船から降りたローズマリーはアイリーンにギュッと抱き着くと、「またね。お姉ちゃん」と言って家の中へ入ってしまった。
彼女の自宅は海軍本部の巨大な建物の真正面にあったのだ。
「そっか。良かった~。これで一安心だぜ」
「他の子供達はどうしたのですか?」
「ああ~、ロディと一緒にリーダへ行ったりガルニカに残ったり。それぞれ」
狭い空間だったが、レイバンは肩の荷が下りたように伸びをした。



