海賊王子ヒースコート


「ロディは僕とお留守番してようよ。船の見張り役も立派な任務だよ」


エリオットだった。

相変わらずニコニコとして緊張感のカケラもない。


「今回の見張りはキャンディスだろ?オレも行かないと…」

「……ロディ、はっきり言うよ。君は行ったら足手まといになる」

「なっ!?」

「それは僕も同じ。だから船長は全員とは強制しなかった。わかるよね?君にしかできない、もっと重要なことが他にもあるはずだよ?」


微笑みの消えたエリオットの表情はとても大人びていた。


「………飯、作って待ってる」


料理長として働いてるロディはそれが最重要任務だ。


「そうだね。体力に自信がないなら、無理についてくよりその方が船長も喜ぶよ。この船では自分のできることを最大限すればいいんだ。彼はそれ以上は求めないから」