海賊王子ヒースコート


「え?なになに?ハワードの妹ちゃん!?」

兄妹と聞いて一番に反応したのはもちろんこの人、リチャード少佐だ。

エリオットとキャンディスから離れハワードに駆け寄ると、少佐は部下の肩にポンと手を置いた。

「紹介して、妹ちゃん」

「は!?少佐!?」

「いいだろう~?一目惚れしちゃってさ~。困ってんだよね。あはははは」

「い、嫌ですよ!大事な妹を!少佐なんかに!」

「ん~?それはどういう意味かな?ハワード?」


戦闘中だというのに敵側もかなり余裕と見える。

ランバートから目配せされたヒースコートは、この間にそっと走り出した。