「残念ね。海軍の恋人なんて、お断り!!」
リチャードの視界がグルリと回転する。
「へ!?ぐへっ!!」
目の前の女性に背負い投げをされたと気づくのに、彼はたっぷり十秒かかった。
そして始まった銃撃戦。
海軍の注意がそれている間に店から出て来たクレマン海賊団戦闘部隊は、キャンディスの背負い投げを合図に発砲を開始した。
海軍は七人。
海賊団側も八人と、数にあまり大きな差はない。
「あんまり得意じゃないんだけどな」
ランバートが発砲する横で銃を構えるエリオット。
確かに先程から敵にかすりもしていない。
「ならエリオット。貴方はキャンディスの補佐を。接近戦なら得意でしょう?」
「わかった」
ランバートの指示でエリオットは少佐と対峙しているキャンディスのもとへ向かった。



