次の瞬間、銃弾が店内に飛び込んできた。
一発で終わるかと思いきや、さらに二発、三発と撃ち込んでくる。
ランバート達はすかさずテーブルやカウンターの陰に隠れた。
「な、なんだ!?どうしたんだよ!」
喚くファビウスの首根っこを掴まえて伏せさせると、ランバートは自分の銃を握った。
「坊ちゃんはここにいて下さい。エリオット!キャンディス!他、戦闘部隊は私について来なさい。朝っぱらから暴れますよ!」
皆、一様に眼鏡の操舵手ランバートに頷いた。
仲間からの信頼が篤い操舵手という役は船長に何かあった場合、船長の代わりを務めることも仕事のうち。
言わば副船長のようなポジション。
そのため咄嗟の統率は見事だった。
それぞれが銃を構え、静かに店の入口へ近寄る。



