「どうやって捜すんですか?意外と広いですよ、この町」
「海賊といえば酒場か娼館だろう」
「うそヤダ!ギルったら!朝っぱらから娼館!?」
「仕事だ。いちいち煩わしい反応をするな」
上司二人のやり取りを周りの部下達が慣れた様子で見守る中、唐突にツインヘッド・ハウンドのロッチとロットが唸った。
「グルルルゥ…」
「ガウッ!ガウ!」
「ん?どうした」
狩猟が得意な四つの瞳が睨む方向を見ると、一本の細い路地が…。
「ほう、ネズミがいそうだな」
殺し屋の如く微笑むと、ギルバートは部下を引き連れ路地裏へと入っていった。



