「ああ、迷惑かけるかもしれない…」
重荷を背負っているかのように背中を丸める砲術長。
元気がないなと察してロディはヒースコートの背中を一発バシッと叩いた。
「ま、オレは構わないから!」
屈託のない笑顔を振り撒いてから自分も下船しようと歩き出した時、ロディはふと思い出して振り返った。
「ああ、そうだ!船尾の修理、終わったから。もう行っても安全だぜ?」
「もう終わったのか?早いな」
「へへ。腕のいい奴らに頼んだから、一日で終わっちゃったよ。んじゃな!見張りよろしく!」
こうして、船に残ったのはヒースコートとアイリーン、そしてローズマリーの三人だけとなった。



