海賊王子ヒースコート


二、三日に留まる旨を再び伝えれば、船内にいた他の乗組員達も「酒場だ!娼館だ!」と叫んで町へ。

キャンディスとエリオットも彼らと一緒に降りていった。


「兄上が残るなら僕も…」

と言いかけた時、ファビウスはガシリと首根っこを掴まれた。

犯人はランバート。

トレードマークの眼鏡をキラリと光らせ、フフフと笑う。

「貴方は私とおいでなさい。久しぶりに語り合いましょう。ファビウス」

「なっ!お前!この僕を呼び捨てだと!?ファビウス様と呼べ!」

「相変わらずの駄々っ子ですね。その鼻へし折って差し上げたくなりますよ~」

そんな会話を交わしつつズルズルと引きずられ、下船を余儀なくされるファビウス。


「なんかまたスゲーの拾ってきたな」

ロディがコソッとヒースコートに囁いた。