「ランバートは気づいてる!至近距離で横っ腹にぶち込むぞ!!」
操舵手の運転により再び敵船に近づいたブラックエンジェル号。
撃ち返した弾はほぼ命中していた。
敵船から火の手が上がる。
どんどん距離が狭まる中、甲板にいた船長ダリウスがタイミングを逃すことなくレイバンに命じた。
「…そろそろか。聞こえっか!?レイバン!!撃て!!」
「了ー解、船長!!」
レイバンが着火した大砲がヒースコートの言った通り、相手の横っ腹に激突する。
轟音がしたかと思うと、敵船が崩れ始めた。
「よし。これであれは沈没船の仲間入りだな」
全力で戦闘区域から離脱するブラックエンジェル号から、ヒースコートが双眼鏡を使って沈みゆく軍艦を眺めた。



