「ヒースコート、どうだ?撃てるか?」
いつの間にか背後に船長ダリウスが立っていた。
彼も状況を察し、加勢すると決めたらしい。
「もう少し近づけば…いけます」
「よし、なら砲撃の準備だ!急げ!!」
「了解です!!」
ヒースコートは普段はかけない眼鏡を取り出し、本気モードで船の正確な距離や角度などを計算し始めた。
砲術長の仕事は敵船の距離やスピード、進行角度を割り出し、どう砲撃すれば的確に当たるか予測することだ。
数値的な情報だけではなく、風向きや潮の流れなど状況の全てを考慮して結論を出す。
ゆえに、戦闘において砲術長はかなり重要な役目であり、彼の腕が確かだとどんな敵船にも百発百中というわけだ。



