「ま、ひどくイジメられはしないだろうけど、セックス以外で危機を感じたらアタシの部屋に来なさい。ヒースコートの隣だから」
「セッ…!?」
「おやまあー。恥じらっちゃって、カッワイイ~」
顔を朱に染めるアイリーンを見てニヤリと笑う。
からかいモード全開のキャンディスだ。
どうやってこの話題から逃れようかと必死なアイリーン。
すると、不意にキャンディスが穏やかな眼差しを投げかけてきた。
「ふふ。アタシさ、お嬢様は“気位が高い嫌みな女”ってイメージがあったんだけどさ、アンタ見てちょっと変わった」
人質にされたあげく船内で働かされているのに文句の一つ言わないお人好しなお嬢様。



