海賊王子ヒースコート


「恋を、ですか?」

「そ。ここは海賊船だし、今なら男がより取り見取りの選び放題よ?まあ…ダリウスは困るけど…」

ダリウスLOVEなキャンディスは彼以外でアイリーンの恋人候補を考えた。


「そうだよ!ヒースコートなんかどう!?もうシちゃったんでしょ?昨夜のアイツはどんな感じだった?」


「昨夜の…ヒースコートさん…?」

自分の処女を奪うと豪語した同室の彼を思い出す。


(助けて下さったし、何も無理強いしなかったですし…)


意外に紳士的だった。


「……優しかったです」


「おぉー、優しかったかー。確かにアイツは女に甘そう」

「そうなんですか?」

「うん。アタシには毒吐くけど、基本アイツはフェミニストよ」


そのフェミニストにパーティーの時、銃口を向けられたのだが、アイリーンは黙っていた。