(何で見るの……はずい………)
私は後ろに気配を感じた
振り向いた。するとそこには、隆平が立っていて、私の耳元でこうささやいた
[すきだ……………]
私は隆平を二度見して後退りをしてしまった。
(なによ。いきなり……)
私は多分顔が赤い!!
隆平は私を見て笑い席についた。
私も席につくと、後ろの女の子が話しかけてきた。
[あのぉ………]
私は
[何?どうした?]
私は女の子の顔を見た。
[私は坂井素子と言います。隆平さんのお友達ですか?]
私は(何でそんなこと聞くの?)
と疑問に思ったが、言えずに笑顔で
[ただの友達だけど…どうしたの?]
[あ…いや……別に………]
[隆平の事好きなの?]
私がそう聞くと、顔を真っ赤にして、顔を伏せた。
[す……好きです……]
私は思わず、
[負けないよぉ…あたしだって、隆平好きだもん!]
と言うと、横から
[何が負けないの?]
と隆平が話しかけてきた。
(きゃぁーーー!私の話聞かれてるかなぁ……いや………ないなぁ…)
[何でもない!!]
私はそういって、本で顔をかくした。


