絨毯なんて飛ぶわけないけど遊びに付き合ってやるか。
「じゃあお願いします。」
「分かった。ちょっと待ってな。最近ほうきばっかだったし絨毯は多分物置に置いてあるし。」
「あ、お手数おかけします。」
「いーえ。」
そう言って男子は家の中に入って行った。
今までの情報を整理してみよう。
私、赤松 菜那は図書館にいたのに何故か今はエターナルという国にいる。
その国では赤ちゃんでもほうきに乗って空を飛べるらしい。
そしてついさっき気づいたことがあるのだが…。
私の後方には大分遠くにだけどうっすらお城が見える。
まぁ多分だけどその周りには沢山のお店が並んでいるっぽい。
まるで理解できない国だ。
そう考えていると中から男子がでてきた。
「お待たせ。ちょっと小さめの絨毯だけどこれで我慢しろよー。」
適当…。
「ほら、早く乗れよ。」
「あ、はい。」
浮くはずないだろ。
そう思って絨毯に正座した。
「浮けっ!!魔法の絨毯っ!!」

