-指先で贈る君へのキモチ-


授業中なのに、
遊ぶ?←


そう思ってた時だ。


グイッ


手を引っ張られた。



夢「え?!」

翔「黙ってついてこいよ」


先生「どこいくんだ!」

翔「子猫ちゃん借りま-す」

バタンッ


教室は今頃ざわめいてるだろう。

夢「なにするんですかっ?」

翔「遊ぶの。授業つまらないし。」

夢「今じゃなきゃダメですかあ?」

バタバタッ

翔「うん。名前なんてゆの?」


夢「夢菜です!」

翔「夢菜ね、俺翔よろしく」

夢「よろしくっ」

頭の中が混乱だ。
自分がいま何をしてるのかも、わからない状態だ。

翔かあ
いい名前だなあ。


屋上についた。



翔「はぁ-っ。綺麗な景色だな」

夢「そうですね-。教室どうなってるのかな」

翔「何しようと関係ないよ。みんなには。」


ドキドキする。


これが、好きって事なの?



初めてだった
嬉しかった。


翔の横顔は澄んでいた。
今にも楽しそうな顔だった。

キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン
ベルがなる゚*


翔「よし、帰るか」

夢「うんっ。教室気になるなあ」

翔「大丈夫っしょ。」


ガラッ


教室へ入る。


クラスはざわつき
視線は感じる。


一人の男子が言う。


男「カップル早々誕生ですか-っ」

夢「ちっ、ちが…」

翔「あ?わり-?」



女子がざわつく。
キャーキャー言う子もいた。


私はきまづかった。


瑠南がきた。
耳元でボソッという。

瑠「あの男には近づかない方がいいよ。」

夢「え、なんでっ?」

瑠「え、まあ色々(^ー^)」


意味がよくわからなかった。



-帰り道-


翔「一緒にかえるぞ」

夢「え、あ、うんっ」

翔「なに?どしたの?」

夢「ううんっ」


瑠南の言葉が頭から離れなかった。