由はため息を付いた







「行ってくるね」



「‥あぁ」



由はうなじにキスを落とし
唇に触れるだけのキスをして
強く抱き締めた









「帰って来なかったら一生、恨むから

てか追い掛けてやる」




「由らしい」




私は小さく笑った



由は私を離した



「絶対、勝って帰ってこい!」




私は笑みソファーから立ち上がり部屋を出てフードを深く被りマンションを出た