「そのままで行くのか?」 由が言った 「まさか 一旦、帰るよ」 学校が終わった頃に由から電話が掛かってきた 私は席に座って電話に出た 「そうか 迎えに行くよ」 「ありがとう」 「じゃあ寒いから教室で待ってろよ 着いたら電話するから」 「ん」 「じゃあ」 私は機械音を聞き電話を切った