「……クドー


私は完全に殺し屋を辞めた訳では無い

殺す事が仕事じゃ


じゃがの‥
為るべく殺さぬ様、努力するつもりじゃ」




「…そうか
じゃあ行け


但し、ちゃんと帰って来い
生きて帰って来い
ちゃんと俺の所に帰って来い」




由は私の目を見てそう言った




ボスが行く事はタブーになっている







「当たり前

私はアイツに負ける訳が無い


私は由しか帰る所が無いから」



由は深く頷いて私を引き寄せた




由のスーツを握り締め温もりを感じた