「会社名は控えさせて頂きますが、そこで社長をしています

僕の所に入る予定ですから進学とか就職はこの子には関係の無い事です」



「それでも、その会社に就職する予定ならば就活をしなければなりませんよ」







「就活‥
就職、仕事に就く為に活動する事」




由と先生は私に視線を向けた




「浬士、何処で知ったんだ?」



「神田晶子が教えてくれた」



「そうか」




私は先生の方を見た







「先生の話は全然、理解しかねますが就活は存じてます


私は就活はしません」



「じゃあ進学するのか?」



「進学‥」



「大学へ行く事だ」




由がそう教えてくれた





「大学へも行きません

多分、由が許さないと思います」