「何処に行くの?」



「陰気な街だ」




それ以上は聞かなかった













暫く車は走り続け1つのビルの前に停まった




「着いた
降りろ」



由は低い声で言った




私は車を降りた




「気ぃ抜くなよ」



「了解」




私は由の後ろについていった




エレベーターを使いビルを登った



エレベーターから降り目の前の扉の前に立ち止まった



由はドアをノックし扉を開けた