「で?後1つは?」







「随分前になるけど

街を歩いてたら神田晶子っていうレディース店の人から、
店で働かないかって言われてて、
そのまま話す事忘れてた」



「働く?店で?」




私は頷いた




「その店は何処にあるんだ?」



「商店街」



「駄目
働かなくて良い」



「そう言うと思った」



「なら最初から断れ」





「由は私に普通の人になって欲しいって言ったから許してくれるのかと思ったから」




「浬士は働きたい?」



「由が働けって言うなら働くけど」



「ふーん

じゃあ断れよ


仮にも商店街って男が居るんだからな」




私は頷いた




















「今日の対面だが着飾らなくて良いぞ」



「殺しの時に使ってた服を着るよ」



「あぁ

後サングラスも掛けろよ

なるべく顔を隠せ」




私は静かに頷いた