「初めまして
私、櫻井浬士の保護者の松岡と申します
今日から浬士がお世話になります」
「こちらこそ
今回は本校に転入して頂きありがとうございます
とても光栄です
浬士さん、今日から頑張って下さいね」
「えぇ
宜しくお願いいたします」
私は軽く頭を下げた
「礼儀正しい子ですね
こんな子から転入なんて嬉しいわ」
「とんでもないことです」
「さあ始業式が始まる頃なのでお話はこれくらいにしましょう
浬士さんは、そのまま体育館に行って下さい
浬士さんは5組になります」
「はい」
「では失礼いたします」
由と私は立ち上がり敬礼をして校長室を出た
「何か扱いが丁寧過ぎなかったか?」
「沢山渡しておいた」
「何を」
由は又、不敵な笑みを浮かべ
親指と人差し指で丸を作って私に見せた
「…」
金、か‥
私は敢えて何も言わなかった

