「よし、今から校長に挨拶行くから
此処の校長は女でな、職員も女の割合が多い」
「だから此処にしたのか?」
「当たり前だろ?」
由は不敵に笑った
由らしい‥
私達は校舎の中に入り職員室の隣にある校長室の前に着いた
「行くぞ」
私は笑みを作り頷いた
「作り笑いが上手いな」
私は由を見た
「由もね」
「あぁ」
由は扉をノックした
「どうぞ」
由は扉を開け中に入った
私は続いて中に入った
「失礼いたします」
由はそう言い敬礼した
私も由の斜め後ろに立ち敬礼をした
「まあ、そんな堅くしなくて良いですよ」
中に居たのは優しい笑顔が印象的な老婆だった
老婆と言っても六十代前半位だ
でも少し若く見える
「どうぞお座り下さい」
老婆はソファーに勧めた
由が先に座り私は後からリュックを足元に置き静かに座った

