私は鍵を外しゆっくりと扉を開けた



「お久し振りです赤さん」



蔵智は爽やかに笑んだ





「‥どうした?」



「少し赤さんにお知らせしたい事が有りまして」



「寒いから部屋に入れば?」



私は扉を押さえ蔵智を迎え入れた



「ありがとうございます
失礼します」



蔵智が部屋に入ったので私は扉を閉めて鍵を掛けた








私はソファーに勧めた



「クドーさんは居ないんですね?」



「今、少し出かけてる」



「そうですか

では本題に入らせて頂きますが、貴女の前住んでいたマンションに1人の男がうろついていましてね」