「良いぞー」
「もう落ちたも同然!」
「流石、イケメン!」
他の男子が次々と言った
イケメン?
私は男の顔を凝視した
「…」
男は慌てて目を逸らした
髪の間から見える耳が赤い
由の方がイケメンだろ
私は目の前の男の腹を蹴り込んだ
男は一瞬にしてむせて地面に蹲った
他の男子がその男の名前を呼びながら駆け寄った
「ふざけるな糞餓鬼が
私に気安く触るでは無い」
私は男共、全員を睨み付けた
男共は一瞬にして青ざめた
私は踵を返し、又、歩き出した
マンショに着き部屋に入り一直線にベッドに倒れこんだ
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