「起きてたの?」



「あぁ、お前が起きる前にな」



「そう

私、あのまま寝ちゃったのか‥」



「本当だよ

声掛けても返事ねぇから覗き込んだら寝てんだもんな
ビックリだわ」




私は微笑んだ




「由が暖かいから」




私は由の服を握り胸に顔を埋めた




「あぁ‥朝から煽ってんのかよ…」



「煽って無い

ただ甘えてるだけ」



「甘えただったんだな」




由はフッと笑い私を引き寄せた














「…ずっと温もり何か感じて来なかったから‥」



「…」



由は何も言わず優しく髪を撫でてくれた